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美濃和紙あかりアート展 ― 雨の夜に灯る幻想の光景(岐阜県美濃市)

雑誌をめくっていた時、ふと目に留まった「美濃和紙あかりアート展」の文字。
そういえば、あの幻想的な夜の光景を見に行ったのは、もう2年前のことだ。

今回は、岐阜県美濃市「うだつの上がる町並み」で毎年秋に開催される
美濃和紙あかりアート展について紹介しようと思う。

目次

🏮 美濃和紙あかりアート展とは

約1300年の歴史を誇る美濃和紙を使った灯りのアート展。
古い町並みのあちこちに、地元の職人や学生たちが制作した灯りが並び、
夜になると一斉に光を放つ――まさに「光の回廊」と呼ぶにふさわしい風景が広がる。

「ティファニー財団賞・伝統文化大賞」や「グッドデザイン賞」を受賞していることからも、
その独自性と芸術性の高さがうかがえる。

☔ 雨の中の幻想

私が訪れたのは2023年10月
翌年から東京への異動が決まっており、最後の秋を楽しむように車で美濃へ向かった。

午後休を取って到着した頃には、町並みはすでに賑わい始めていた。
けれど、夜になると急に大雨が降り出す。
「紙の作品、大丈夫かな…?」と思ったが、
作品はしっかりとアクリルケースに守られており問題なし。
むしろ、雨に濡れた石畳と灯りの反射が幻想的で、
この日だけの特別な美しさを見せていた。

🍵 茶房とみやで味わった「栗ぜんざい」

冷たい雨に打たれた体を温めるように、
町並みの中で見つけた「茶房とみや」さんへ。

注文したのは栗ぜんざい
焼いたお餅が入っており、懐かしさを感じる味だった。
実家で食べていたぜんざいも同じく焼餅入りだったので、
思わず胸の奥がじんわりと温まったのを覚えている。

添えられた梅干しと塩昆布がまた絶妙で、
ぜんざいの甘さをより引き立ててくれる。
平日の雨の夜、人も少なく、静かに灯りを眺めながら過ごした時間は、
今でも鮮明に思い出せる。

✨ また訪れたい場所

いまは神奈川に住んでおり、気軽に行ける距離ではない。
それでも、あの灯りの温かさと街の静けさは、
ふとした瞬間に思い出す。

次は晴れた日に――
雨の日とはまた違う、柔らかな光に包まれた町並みを歩いてみたいと思う。

美濃和紙あかりアート展の基本情報(2025年時点)

※最新の開催情報や営業時間は必ず公式サイト等でご確認ください。

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