【奥飛騨・飛騨高山ひとり旅】紅葉の新穂高ロープウェイと山のホテルで過ごす癒しの時間
写真フォルダを眺めていたら、ちょうど1年前に訪れた奥飛騨温泉郷の旅写真が出てきた。せっかくなので、その時の旅を振り返ってみようと思う。
2020年から2024年まで、私は毎年のように奥飛騨へ一人旅をしている。社会人になった2020年、仕事に追われて疲れていたときに、初めて奥飛騨を訪れたのがきっかけだ。山と温泉が好きな私にとって、すっかり“心の拠り所”のような場所になっている。
2024年の旅では、東京・新宿から高速バスに乗って岐阜県の高山へ向かった。早朝に出発し、ちょうどお昼頃に到着する便だ。当初は高山まで行くつもりだったが、新穂高ロープウェイへ向かうなら途中下車が便利だと判断し、平湯バスターミナルで下車。そこから路線バスに乗り換えて新穂高ロープウェイへ向かった。
新穂高ロープウェイとは?
新穂高ロープウェイは、奥飛騨温泉郷にある標高2,000m級の山々を望む日本唯一の「2階建てロープウェイ」。しらかば平駅(中間駅)から西穂高口駅(山頂駅)までを結び、北アルプスの絶景を一望できる人気観光スポットだ。晴れた日には槍ヶ岳や穂高連峰の稜線がくっきりと見える。
私が訪れたのはちょうど紅葉シーズン。途中駅の「しらかば平駅」は山全体が赤や黄色に染まり、まさに見ごろだった。一方、終点の「西穂高口駅」では紅葉がやや散り始め、標高の高さゆえに冬の気配を感じるような景色だった。
山頂は空気が澄んでいて肌寒い。でもその冷たさが心地よく、「ああ、山に来たんだな」と実感する瞬間がある。展望台から眺める雄大な景色は、何度訪れても飽きない。


新穂高ロープウェイからの風景
山のホテルで過ごす静かな夜
下山後は、今回宿泊する「山のホテル」へ向かった。奥飛騨温泉郷の中でも自然に囲まれた静かな宿で、広々とした露天風呂が自慢。。
露天風呂だが、夜は川のせせらぎしか聞こえない静けさに包まれ、翌朝は大きな窓から山と川を一望できた。朝の光が差し込む中で入る温泉は格別で、身体の芯からほぐれていくような感覚だった。
夕食は飛騨牛や山菜など、地元食材を使ったやさしい味わい。朝食もどこか懐かしさを感じる料理で、心もお腹も満たされた。


ホテルの外観と朝食
旅の締めくくりは飛騨高山へ
宿を後にしてバスで高山へ戻り、古い町並みを散策した。伝統的な木造建築や地酒の香り漂う通りを歩くだけで、時間の流れがゆるやかになるようだった。


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東京に戻る前に喫茶店で一息つきながら、この旅を振り返った。毎年訪れる奥飛騨は、行くたびに新しい発見がある。自然と温泉、そして静けさに包まれるこの時間は、まさに心のリセットそのものだった。
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