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【体験談】半年間ニートだった僕が感じた「自由」と「不安」|仕事を辞めて気づいたこと

今日は少し趣向を変えて、私がニートだった時の話をしようと思う。

ニートだった期間は2025年1月〜2025年6月までの約半年間である。

目次

仕事を辞めた経緯

理由は大きく2つある。1つ目は職場の人間関係だ。

新卒で研究開発の仕事につきずっと働いていたが、同じ課の人たちと波長が合わなかった。
職場では「総合職」と「一般職」に分かれていたが、実際の業務では一般職の方々に支えられていた。私は総合職として配合設計などの業務を担当していたが、一般職の方々とも積極的に協力するようにしていた。

一方で、他の総合職の人たちは一般職を下に見るような態度が多く見られ、職場の雰囲気がどうしても合わなかった。
その空気を察したのか、陰口や根拠のない噂を耳にすることが増え、次第に心が疲弊していった。

もう一つの理由は自分の将来性に対する不安だった。
気が滅入っていた時、この仕事を一生続けたいと思えなくなってしまった。いじめのような問題に対して会社は耳を傾けず、モチベーションも失っていった。

「このままここにいても自分の未来は明るくない」
そう感じた私は、悩みに悩んだ末、昨年12月に退職を決断した。

ニートになるための準備

仕事を辞めるまでには、実は約1年半ほど準備をしていた。

まずはお金の準備。貯金はもともと習慣化していたため、生活費と遊ぶための資金はある程度用意できていた。

せっかく仕事を辞めるなら、その時にしかできないことをやろうと思っていた。特に挑戦したかったのが海外旅行
社会人のうちはまとまった休みが取れないため、初めての海外として時差が少なく自然が美しいオーストラリアを選んだ。予算は100万円を目安に貯金をしていた。

次に行ったのは自己分析
「自分にできること」と「やりたいこと」を混同しないよう、スキルの棚卸しをして面接で話せるように整理した。
中途採用では即戦力が求められるため、やりたい仕事に繋がるスキルを明確にすることを意識した。

実際にニートになってみて

まず感じたのは、やはり圧倒的な自由だった。
昼夜を問わずやりたいことができ、旅行や趣味など、すべてが自分の裁量次第だった。

一方で同時に襲ってくるのは不安である。
親の目線や、将来の見通し、再就職できるかという不安は常につきまとう。

それでも、仕事を辞めるという選択は決して悪いことではなかったと思う。
逃げることすらできずに心を病んでしまう人を見てきた。
手遅れになる前に「逃げる」という選択をできるのは、むしろ勇気のある決断だと思う。

また、企業からの連絡に柔軟に対応できるのは利点だった。最近ではZoomなどオンライン面接も多く、在職中だと調整が難しい日程にもスムーズに対応できた。

振り返ってみて

いまは再び働いているが、振り返るとニートだった半年間はとても大切な時間だった。
気持ちの整理ができ、やりたかったことを実現できた。
あの期間があったからこそ、今また前向きに働けている。

社会人として心が折れそうになっている人に伝えたい。
心が壊れる前に、一度仕事から離れることを検討してほしい。
そして「辞められる」という準備だけでもしておいてほしい。
折れた心は簡単には戻らないのだから。

まとめ

  • 仕事を辞めるのは悪いことではない
  • お金を貯めて「辞められる自由」を持とう
  • どう生きたいかを考える時間をつくろう

仕事から離れることで見える景色もある。
あの半年間は、私にとって「生き方を見つめ直すための時間」だった。

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