バンジージャンプをやろうと思ったきっかけ
ちょうど今から3年前、人生で一度はやってみたいと思っていたバンジージャンプに挑戦した。今日はその体験を振り返ってみようと思う。
当時は仕事でかなり疲れていて、「このまま何もせず終わるのは嫌だな」とふと思ったのがきっかけだった。そんな気持ちから、自分のバケットリスト(やりたいことリスト)を書き出していたとき、最初の方に出てきたのがこのバンジージャンプ。
ちょっと荒んでいた時期で、自分の命を少し雑に扱っていたのかもしれない。高所恐怖症ではあるが、不思議と抵抗がなく「やってみよう」と思えた。会社の人や友人を誘ったが、誰も同行してくれる人はいなかった。
日本一高いバンジージャンプ「新旅足橋」へ
調べてみると、岐阜県の新旅足橋(しんたびそこばし)で日本一高いバンジージャンプが開催されているという。山と山に架かる橋で、全長462m・高さ215m。まさに「日本一高いバンジージャンプ」だと知り、迷わず申し込んだ。

当日の様子と飛ぶ瞬間
当日は快晴。会場には私を含めて4人が参加していた。皆、理由は「死ぬまでに一度はやってみたかったから」という共通点があり、すぐに打ち解けた。その中の1人は私とほぼ同い年で、話も合ってとても楽しかった。
受付後に簡単なレクチャーと誓約書へのサインを済ませ、いざ橋の上へ。下を覗くと200メートル下に流れる谷川がはっきり見える。順番は私が最初。足場は金網で、つま先の下にはもう地面がない。
カウントが始まると、スタッフがためらいなく背中を押した。一瞬、本当に“死”を感じた。人生で一番腹の底から声を出したと思う。気づけば谷底近くまで一気に落下していて、全てがスローモーションのようだった。
後から動画を見返すと、自分でも笑ってしまうほどの叫び声(笑)。引き上げられる時も綱が少し緩んでいて、それがまた恐怖をあおる。でも終わった瞬間はスッキリしていて、「悪いものが落ちたような顔してた」と言われた。

もう一つの目的 ― スカイダイビング仲間探し
実はこの日、もう一つ目的があった。それはスカイダイビングを一緒にやる仲間を見つけること。
「バンジーをやるくらいならスカイダイビングもやる人がいるだろう」と思っていたら、幸いにも同年代の参加者が「自分も興味ある」と言ってくれた。連絡先を交換し、後日一緒にスカイダイビングに挑戦することに。
次回の記事では、そのスカイダイビング体験について詳しく書いてみようと思う。空の上で味わう“自由落下”の感覚は、バンジーとはまた違う恐怖と感動があった。
コメント